アダンソンハエトリ
アダンソンハエトリ
■門名:節足動物門
■綱名:クモ綱
■目名:クモ目
■科名:ハエトリグモ科
■撮影日:2008年10月13日

たまに目にする家に住み着いているクモが居る。ハエトリグモである。
基本的にでかいクモは苦手だが、この手の愛嬌のあるクモには興味をそそってしまう。
こ奴、目がとても良いのか、捕まえるのは至難の業である。手を伸ばすとチラッとこちらを見たかと思うと素早い動きで物陰に隠れてしまう。激しく追いかけると得意技のジャンプだ。体長の10倍や20倍程度は軽く飛べるのだ。
ネットで調べてみると意外や意外、日本には約180種もの種が存在するようだ(日本ハエトリグモ研究センターの池田さんが記載)。
特徴を調べた結果「アダンソンハエトリ」という種の雌だった。雄は黒っぽく白い毛の模様があるようだ。
何故「○○ハエトリ」で終わるのか不思議に思ったがハエトリグモの種名からは「○○グモ」を外すようである。
このクモ。名前のごとく、徘徊してハエなどの小型の昆虫を餌とする。
目が非常に発達しており頭の前面には4つの単眼がある。側面にも2対見受けられる。全部で8個だ。雌雄の色彩の違いが大きく、互いに色彩で相手を判別しているようである。こんなに多くの単眼を持っている奴らはどんな風に見えているのだろうか。1対しか持っていない私としてはとても不思議である・・・・。
こんな小さなクモをどアップで写真撮影したことがなかったのでパソコンでデータを開いてみたらびっくり仰天である。その風貌は地球を侵略する未確認生物。正にエイリアン風である。でも、見方によってはロボット的で格好良くもあるかな・・・。
実は今年の夏に家の中でこれよりもかなり小さなハエトリグモを見つけ、写真撮影しようと頑張ったが、見事に逃げられてしまった。そいつがこれだけ大きくなったのか。それとも違う個体なのか。いずれにしても我が家に住み着いて、小さな虫を食ってくれていると思ったら愛情さえ沸いてくるのである。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の中で面白い記事があったので以下に紹介する。
「江戸期の一時期(寛文から享保頃)には、ハエトリグモを「座敷鷹」と呼んで、蝿を捕らせる遊びが流行した。これは大人の遊びで、翅をやや切って動きを制限したハエを獲物とし、複数のハエトリグモにそれを狩り競わせるというものだった。文字通り、鷹狩りの室内版だったのである。やがて座敷鷹が娯楽として定着するにつれ、クモを売る商売やクモを飼い置くための高価な印籠型容器まで出現した。強いクモは非常に高価で、当時の江戸町人の平均的な月収に相当したという。後には廃れたが、一説には賭博の禁止令により、博打の対象となっていた座敷鷹の遊びも消滅していったとされる。」というもの。
昔からこの愛らしさと俊敏さに魅了された人々が居たのですね。こんなちっぽけな生き物が人々を魅了するなんて不思議です。魅力を感じている私もそんな一人ですが・・・。
生き物って面白い。
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