文章に残す意味
文章を書くのはあまり好きではなかった。特に小学校の授業の中での作文については苦痛に感じていたものである。
先生が「○○について何でも良いから書きなさい」というが、いきなり○○について書けと言われても良い文章なんか書ける訳がないのである。仕方がないので、その課題の場面を思い出しながら淡々と自分が行動した場面を時系列的に文字にして書き連ねるしかなくなってしまう。だから、ただ単なる日記風の文章になってしまうのだ。自分でもそんな作文は書きたくないのに・・・・。
その課題についての鮮明な実体験が無ければ大人でも書けないはずである。文章を書くに当たっては、やはり個人としての鮮明な実体験と感動や衝撃、興奮がなければ良いものは書けない。
中学校の時にとても面白い文章を書いた同級生がクラスで発表した。決して綺麗な文章ではないが、それは一連の物語として他の生徒でもその場面か頭の中で映像のごとく想像できるくらいの素晴らしい文章だった。
その内容は簡単に書くとこうである。
友達二人と自転車で1日掛けた長距離旅行の話である。最初は淡々と自転車を漕ぐ。その途中に「うんこ」がしたくなったらしいのだ・・・・。その行程は、公衆便所も無い山道である・・・・。長い時間我慢するがどうしようもなくなる・・・・。仕方が無く「野ぐそ」をするも紙が無い・・・・。
教室中は笑いの渦である。
この文章はかなり長いものであったが、はじめから最後までクラス中の生徒達はその作文を食い入るように聞いていたものである。決して勉強の得意な生徒ではなかったが、自分が心から困り果て大変だった出来事を見事に表現できていた。これこそ素晴らしい文章である。
文章の定石としては「起承転結」が一般的な構成要素である。この定石を利用すれば、どんな人でもかなりまともな文章になるはずである。
の内容を分析するとこうである。
【「起承転結」の構成要素】
■起 : 自分が書きたい事項に対して現状がどの様な状態かを紹介する部分
■承 : 「起」での現状に対して具体例を含めて説明的に淡々と進める部分
■転 : 文章の盛り上がりを最大限に転回する部分であり、自分の感じていることや訴えたいことについてインパクトのある文章にする。
■結 : 「転」に対して自分としての結論を述べる部分
この構成を旨く利用することにより無難な文章が書けるずである。
見てお分かりの通り、この中で軸となるのは「起承転結」の「転」である。自分が日々の生活の中で感動したこと、興味を持ったこと、興奮した場面などが「転」の部分になる。
従って読む人にもよるが「転」の部分に何を持ってくるかによって文章のインパクトはかなり違ったものになるはずだ。興味や感動する対象は人それぞれ違うものだからである。
それに伴い、人に見せる文章と自己満足の文章に分かれるだろう。私がこのブログに書いている文章は殆どが自己満足の文章である。人によっては、大勢の人に見られることを悟りながら文章を書かなければならないこともあるかも知れない。
特にネットに掲載する文章は、それらを知った上で慎重に選り分けて公開しないとかなり危険なものにもなり得る。日記風に書いたと思っても、それは裏を返せば自分のプライベートを曝け出すことに繋がる場合がある。それが元で、匿名で心無い人達に攻撃されるようなことにだってなりかねないから困ったものである。
作文が嫌いだった私だが、最近は文章を書くことに対して苦痛は全く無い。自分が体験した感動や衝撃を文章に残しておきたいと思っているくらいだ。だから、それらを体験したら直ぐに書くようにしている。時間の経過と共にそれらの体験は少なからず薄れていくからだ。
その典型はホームページに掲載している釣行日記である。その場面と心の躍動を文章に残したいと思っている。
かなり前の釣行日記を読み返す毎に、その場面と心の躍動は蘇ってくるものだ。
文章は誰にでも書けるし、その過去を振り返ることにより、現在に繋がるヒントさえ与えてくれるはずだ。
文章は自分の考えを整理する場でもあり、人々に訴える力も持っている。言葉とは違う素晴らしい伝達手段である。ある意味自分を良い方向に導く「武器」となる場合もある。
文章を書き残すことで色々な面で活かされるはずだ。
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コメント
こちらこそご無沙汰しておりました。
相変わらず良い感じでメバっているようですね!
何気にblogを見ていただいておりましたか。
ありがとうございますm(_ _)m
文章ってほんとうに簡単そうで難しいですよねぇ~。
起承転結も重要な要素ですが、何しろ色々な本を読むことをお勧めします。
色々な文体に接することで自分に合った文章が見つかると思います。
それを手本にするのも良いかも知れませんよ。
今日内房でメバって来たのですが、20cmDOWN×3で終わってしまいました
りんたこさんみたいにでかいのが釣りたいです
投稿: kog | 2009/03/08 01:39
kogさん
ご無沙汰しております。
こんにちは
最近は私も文を書く機会が多くなりましたが、
起・承…ん?結になってしまい、
どうしても転の部がうまくいきません。
そうするとkogさんが仰るように、
盛り上がりに欠けた文となってしまいますね。
書きたいと思える時は良いのですが、
気分が乗らないと自然に文にも現れてしまいます。
今日もそのような状況でしたが、kogさんの記事を
ヒントにすれば書けそうな気がしてきまし
投稿: りんたこ | 2009/03/07 18:23