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我が家のウナギ

かれこれ3週間くらい前のこと。熱帯魚のペットショップを覗いてみた。
熱帯魚から手を引いて数年になる。今の熱帯魚事情がどうなっているのかと立ち寄っただけだったのだが・・・。
店に入るとバーゲン品がズラッと並んでいる。さほど代わり映えしていないようだ・・・。いやいや待てよ。これは何だ。細長くて透き通った魚だな・・・。それは、まさにウナギだったのです。
まだまだ子供のシラスウナギだ。全長は6cmにも満たない。値段は250円。ペットとして売っちゃって良いものなのか、少し怪しさもあったが、弟がウナギを飼っていたのを羨ましく思っていた私としては、このチャンスを逃してはならないと思ったのである。もう他の熱帯魚はどうでも良くなり気もそぞろである。
しかし、このシラスウナギは何を食べるのか。最適水温は如何ほどなのか。予備知識がなかったのでちょっと不安に陥ったが、意を決して購入してしまった。
Blog_20090425_unagi_1
あまりに小さいので殺してしまっては可哀相である。資源的にも問題になりつつあるウナギを買ったからには、ちょっと大袈裟ではあるが責任重大である。大切に育てなければ・・・。そう自分に言い聞かせて、いざ飼育開始である。
幸いにも我が家には未使用の水槽が結構有った。エアーポンプも濾過装置もヒーターだって揃っている。あとは水を作れば何とかなりそうだ。
早速、帰宅後に45cm水槽に水を入れハイポを投入。エアーポンプでブクブクさせる。普通、水作りは数日を要するが、衝動買いしてしまったので、今日中にウナギを水槽に移さなければならない。最初の関門である。
水温の急激な変化でウナギがビックリしないように、まずウナギの入ったビニール袋を水槽の水に浮かべる。1時間後、ゆっくりとウナギを水槽に放つ。元気良く泳ぐ。ずっと泳ぎっぱなしで、よくも疲れないものだと思うくらいにひたすら泳いでいた。
さあ、これからが問題の餌である。一体何を食べてくれるのか。最初はメダカ用の餌をばら蒔いてみたが見向きもされない。お次はゆで卵の黄身を崩したものを試してみたがこれも駄目。魚の切り身を包丁でたたいて細かくしたものも駄目。さあ困った・・・。色々ネットで検索してみると養殖ウナギ専用の飼料が売られていたが、そこまでしたくはない。
調べている内に色々な情報を得ることができた。日本で捕れたであろうシラスウナギなのでヒーターは入れずにいたのだが、食い気には水温がかなり影響するらしい。養殖場では30℃まで上げているところもあるとか・・・。ヒーターを入れ22℃程度に設定した。また、指向性に富むのはイトミミズとのことだった。
1週間後、ペットショップで早速イトミミズを購入。つまり、1週間以上食事をしていないことになる。これで食べてくれないとなると本当に困り果てるところである・・・。
帰宅後イトミミズを水槽に放ってみた。シラスウナギはどこかに隠れてしまったのか、なかなか出てこない。食べてくれることを祈るばかりである。
そして次の日。お腹を赤く染めたシラスウナギが泳ぎ回っていた。取り敢えず放っておいたイトミミズを食べてくれたらしい。ほっと一安心である。
その後はかなりの食欲で順調に食べ続け、動きもウナギらしくなってきた。イトミミズだけではまずいと思い、乾燥赤虫も与えてみるとこれもバクバク食う。浮いているものもまで食うくらいになった。
Blog_20090425_unagi_2
透き通っていた体も次第に色が付き始めている。全長も1cmは大きくなった。遠くマリアナ諸島から黒潮に乗り、壮大な旅をしてきたこのウナギ。成熟に5年から10年を要すると言われる。
まだまだ謎の多い不思議な魚だ。これから長い付き合いになりそうである。

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