レッドチェリーはコケ好きだった

我が家には、ティランジア栽培用に水を張った大きな容器がある。ティランジアの水分補給のためである。空気が乾燥してきたらそこへドボンと浸すためだ。
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その容器は、比較的窓際に置いている。当然窓から差し込む太陽の光を浴びることとなる。常に水を張りっぱなしなので、いつの間にか容器の内側にコケが生える。びっしりと張り付く緑色のコケである。見た目が汚くなるし始末するにも非常に厄介である。
ところが、この厄介物が今、大変重宝しているのであります。最近、飼っている小型淡水エビであるレッドチェリーシュリンプの大好物だったのです。
最初は興味がてらにこのコケの破片を水槽へ投入してみただけでありました。ところが、投入した途端にシュリンプたちは一目散に集まりだし、奪い合うほどの食欲で食いあさりだしたではありませんか。
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これは良い。
小型淡水エビ類の専門書を読んでみると、ある人はわざわざ無農薬のほうれん草などを自分で栽培し、それを湯がいて与えているとか・・・。
八百屋さんやスーパーで買ってきた物にはとても微量ではあるが農薬が付着しているため気を付けなければならないらしいのです。この類のエビは非常に農薬に敏感であるらしいのです・・・。
それを簡単に解消できるのがこれです。
自然に生えてくるコケだからこそ完全無農薬だ。それに、本来この手のエビたちが餌として食べているものそのものである。
観賞用の水槽に生えてくるコケはとても厄介で、飼育する者にとっては、如何にこのコケを生えさせないかと日々悩み続けているはず・・・。それを敢えて他の容器に繁茂させて利用する。
ただし、エビの種類によって好き嫌いがあるようだ。
レッドチェリーシュリンプは喜んで食べてくれますがビーシュリンプは今一・・・。
しかし、これぞ偶然見つけた俺流エビ飼育の極意であります!
この偶然の発見に我ながら納得であります・・・・。

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レッドチェリーシュリンプ

■学名:Neocaridina denticulata sinensis
■目名:エビ目(十脚目)
■科名:ヌマエビ科
■属名:カワリヌマエビ属
■撮影日:2009年5月27日

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このレッドチェリーシュリンプは、人気種であるビーシュリンプ同様小型淡水エビでである。大きくなっても25mmくらいである。
熱帯魚ショップでコケ取り用のエビとして良く売っているミナミヌマエビのレッドタイプの亜種とされているが、あまりよく分かっていないようだ。餌は基本的に植物性でコケや藻である。
2002年初頭、台湾より採集個体として初入荷された種だ。現在では安価で赤く綺麗な人気種である。
ミナミヌマエビの亜種とされることだけあって交雑することができると思われるので、一緒に飼育するのは避けた方が良いかもしれない。
飼育は比較的容易で簡単に繁殖することができる。しかし、雌は雄と比べ大きくなり鮮やかに色付くため、入荷時に雌だけ選別されてしまうのか、雌の数のほうが圧倒的に多くなってしまうようだ。そのため、雄が居ないために繁殖できないことも多々あるようである。対して雄はやや小ぶりで、色彩的にも地味であることが多いようだ。
この個体は5月27日に抱卵しているのを見つけたものである。
ビーシュリンプ同様大卵型である。抱卵してから孵化するまで25日程度掛かる。
この抱卵個体を見つけてから、次から次と抱卵個体が見つかったため、選別して他の水槽に移した。今では孵化が進み、かなりの数の稚エビが乱舞している。
生まれて1週間ほど経過した稚エビが成熟個体の尾尻の方に居るのが見えたので比較するために撮影してみたのがこれである。
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あまりにも小さいので食べられてしまうのではないかと心配したが、意外とすばしっこく動くので上手く逃げながら成長を遂げているようだ。ちなみに孵化直後はこれよりもまだ一回り小さい。
ビーシュリンプよりも丈夫で抱卵個数も倍はありそうだ。
このレッドチェリーシュリンプ。エビ飼育初心者としては打って付けの種である。これからどんどん殖えていきそうだ。
楽しみである!

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ビーシュリンプ(Bee shrimp)

■学名:Neocaridina sp.
■目名:エビ目(十脚目)
■科名:ヌマエビ科
■属名:カワリヌマエビ属
■撮影日:2009年5月17日

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熱帯魚ショップへ行くと今、ほんの2cmほどの小型淡水エビの人気がもの凄く高いのである。
特に赤と白のコントラストが美しいレッドビーシュリンプの人気は異常とも言えるほどである。バーゲン当日はあっという間に売れ切れ状態になるほどだ。エビのオークションでは、非常にグレードの高いもので百万円の値が付いたこともあるというから、この過熱ぶりは半端ではない。
以前私も通称「茶ビー」といわれる基本種のビーシュリンプをコケ取り用にと水槽へ入れていたことがある。はじめは数匹だったがあっという間に倍以上に増えたことがあった。この様に環境さえ整っていれば比較的容易に繁殖可能なエビなのである。
今人気のレッドビーシュリンプは、日本の愛好家が基本種であるビーシュリンプの突然変の数個体からどんどん増やしてここまで一般に出回るようになった種である。以前はより赤の部分が広い方に人気があったようだが、最近はより白い部分が多い個体の方に人気が集中しているようだ。真っ白な個体は値段を見てもびっくりするような値段が付けられている。なんと3,000円以上のものまであった。この様な個体は真のマニアの人達が購入していくのだろう。
私としては、オーソドックスな方に興味がわく。もしかしたら突然変異で面白い個体が生まれるかも知れないですし・・・。
ところで、このエビが何故容易に繁殖が可能なのかというと卵の性質と孵化の状態にある。
繁殖補方法でいうところの卵の性質でいうと、ビーシュリンプは「大卵型(だいらんがた)」である。この卵の性質は、読んで字のごとく大きな卵で、数は少ないが孵化したらそのまま成個体と同じ形をした稚エビとして直ぐに餌を取る。
これに対して「小卵型(しょうらんがた)」は数が非常に多く小さな卵で稚エビよりも更に小さい「ゾエア幼生」という段階を踏む。これを大きくするのは至難の業と言っても良い。
従って、大卵型のエビは生存率において格段に良い成績が得られるということである。
これら大卵型のエビの繁殖はとても面白い。成熟した雌が脱皮するときに性フェロモンを出すらしく、それに気づいた雄が一斉にその雌を探そうとして水槽内を激しく泳ぎ回る。これを「産卵の舞い」と呼ぶらしい。
成熟した雌は脱皮して直ぐに雄に捕まり交尾を行う。その後直ぐに腹部の下にある複肢に10~25個の卵を付着させる。約20日後には稚エビとして孵化する。
雌の見分け方は、卵黄が頭の根元から背中に掛けてうっすらと確認できるようになったら成熟個体である。
ビーシュリンプであるが、生息地は香港である。白と黒の模様から蜂を連想させることから「ビー」の名前が付いた。しかし、生息地の環境破壊での激減や繁殖個体が長い間出回っていたことで、元祖のビー・シュリンプは、今やどれがどれやら分からなくなってしまっているのが現状とのことである。
ちなみに、この写真の個体はニュービーシュリンプとしてバーゲン品で売っていたものだ。調べてみると「中国ビーシュリンプ」とも言われているらしいのだが・・・。中国で採取されたワイルドものなのか。中国で繁殖された個体なのか。その真意は分かりません。
餌は、今やこのシュリンプブームで専用の物が何種類も売っている。植物性でも動物性でも何でも食べる雑食性であるが、ほうれん草を良く湯がいた物を与えるととても喜んで食べるらしい。しかし、農薬には非常に敏感なので無農薬の物でなければならないとのことである。
最適水温は20℃~25℃だが、15℃になっても死ぬことはないようで比較的低水温には強いようだ。逆に30℃を超すような高温になると弱い面があるようである。水質は弱酸性が適している。
この個体は、購入して僅か1週間後の5月16日に抱卵しているのを確認した。20個以上は抱卵しているであろうか。
6月の上旬には稚エビが孵化し乱舞することであろう。
楽しみである。

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我が家のウナギ

かれこれ3週間くらい前のこと。熱帯魚のペットショップを覗いてみた。
熱帯魚から手を引いて数年になる。今の熱帯魚事情がどうなっているのかと立ち寄っただけだったのだが・・・。
店に入るとバーゲン品がズラッと並んでいる。さほど代わり映えしていないようだ・・・。いやいや待てよ。これは何だ。細長くて透き通った魚だな・・・。それは、まさにウナギだったのです。
まだまだ子供のシラスウナギだ。全長は6cmにも満たない。値段は250円。ペットとして売っちゃって良いものなのか、少し怪しさもあったが、弟がウナギを飼っていたのを羨ましく思っていた私としては、このチャンスを逃してはならないと思ったのである。もう他の熱帯魚はどうでも良くなり気もそぞろである。
しかし、このシラスウナギは何を食べるのか。最適水温は如何ほどなのか。予備知識がなかったのでちょっと不安に陥ったが、意を決して購入してしまった。
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あまりに小さいので殺してしまっては可哀相である。資源的にも問題になりつつあるウナギを買ったからには、ちょっと大袈裟ではあるが責任重大である。大切に育てなければ・・・。そう自分に言い聞かせて、いざ飼育開始である。
幸いにも我が家には未使用の水槽が結構有った。エアーポンプも濾過装置もヒーターだって揃っている。あとは水を作れば何とかなりそうだ。
早速、帰宅後に45cm水槽に水を入れハイポを投入。エアーポンプでブクブクさせる。普通、水作りは数日を要するが、衝動買いしてしまったので、今日中にウナギを水槽に移さなければならない。最初の関門である。
水温の急激な変化でウナギがビックリしないように、まずウナギの入ったビニール袋を水槽の水に浮かべる。1時間後、ゆっくりとウナギを水槽に放つ。元気良く泳ぐ。ずっと泳ぎっぱなしで、よくも疲れないものだと思うくらいにひたすら泳いでいた。
さあ、これからが問題の餌である。一体何を食べてくれるのか。最初はメダカ用の餌をばら蒔いてみたが見向きもされない。お次はゆで卵の黄身を崩したものを試してみたがこれも駄目。魚の切り身を包丁でたたいて細かくしたものも駄目。さあ困った・・・。色々ネットで検索してみると養殖ウナギ専用の飼料が売られていたが、そこまでしたくはない。
調べている内に色々な情報を得ることができた。日本で捕れたであろうシラスウナギなのでヒーターは入れずにいたのだが、食い気には水温がかなり影響するらしい。養殖場では30℃まで上げているところもあるとか・・・。ヒーターを入れ22℃程度に設定した。また、指向性に富むのはイトミミズとのことだった。
1週間後、ペットショップで早速イトミミズを購入。つまり、1週間以上食事をしていないことになる。これで食べてくれないとなると本当に困り果てるところである・・・。
帰宅後イトミミズを水槽に放ってみた。シラスウナギはどこかに隠れてしまったのか、なかなか出てこない。食べてくれることを祈るばかりである。
そして次の日。お腹を赤く染めたシラスウナギが泳ぎ回っていた。取り敢えず放っておいたイトミミズを食べてくれたらしい。ほっと一安心である。
その後はかなりの食欲で順調に食べ続け、動きもウナギらしくなってきた。イトミミズだけではまずいと思い、乾燥赤虫も与えてみるとこれもバクバク食う。浮いているものもまで食うくらいになった。
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透き通っていた体も次第に色が付き始めている。全長も1cmは大きくなった。遠くマリアナ諸島から黒潮に乗り、壮大な旅をしてきたこのウナギ。成熟に5年から10年を要すると言われる。
まだまだ謎の多い不思議な魚だ。これから長い付き合いになりそうである。

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真っ赤チンの壮絶交尾!

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最近、真っ赤チン(アメリカザリガニです)の水槽の中が騒がしくなった。
何をガチャガチャしているのか?と思って水槽の中を覗いてみると、何と雄が雌を羽交い締めにしているのではないか!脱皮間もない雌はかなりの痛手を負っている。左の爪と左の足3本が欠如・・・・。どうやら交尾をしているらしい。この前の交尾は春先だったのだが、またまた交尾か?!
今まで雌の食欲の旺盛さに、雄はタジタジで劣勢に次ぐ劣勢だったはずなのだが・・・・。果たして雌はこんなに痛手を負って大丈夫か?!
実は、5月に孵った子供達は一気に数を減らしたのである。何故かというと雌が原因。産卵後の初めての脱皮後のこと。今まで子供達が群がろうが何をされようが黙っていたのだが、突然貪欲になり、どんどん子供達を喰らい始めたのである。結局生き残った子供達は数えてはいないが、多分10匹程度になってしまっただろうか。
一方雄は、動きも鈍く、雌よりは遙かに食が細い。それに偏食極まりない。釣ってきた魚の切れ端しか食わないのである。子供達を襲うこともなく、雌の猛烈な食欲に圧倒され続けていたのである。
雌は何でもかんでもバクバク食った。魚用の人工餌だってバクバクだ!
で、交尾後。かなりの痛手を負った雌はというと・・・・実は、次の日にお亡くなりになっていたのである・・・・。挟まれ処が悪かったのか?原因は不明だがそれしか考えられないのである。
雄のでかいハサミは、攻撃の対象でもあるが交尾の対象でもある。交尾をするためには雌よりも遙かにでかいハサミが必要だろう。
今回の交尾は、凶器と化してしまったようだ。生き物が子孫を残すための様々な行動を見ていると、壮絶というか、命を掛けているというか。凄いです。

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真っ赤チン大発生!

blog_20050507
GW突入前、去年の夏から我が家にやってきた真っ赤チン(アメリカザリガニ)の”つがい”に卵が産まれた。
雌の腹にはたっぷりの卵が抱えられていた。
晩秋から冬に掛け、度々雄が雌を羽交い締めにするようないじめ方をしていたので、「何て仲の悪い奴等だろう」と思っていました。
「ひょっとして両方雄かな?」と思ったが、腹の裏側を見ればやはり雄と雌。
この行動で、雌の片方のハサミが無くなるほど激しいものでした。
今思えば、あれが交尾だったのか?
ろくに水替えもせず、足し水程度で飼育していたのだが・・・・。
それで、GWは大型連休が取れたので実家の北海道へ帰省したのだが、帰宅してビックリ!
水槽の中に小さな白い物体がウヨウヨ飛び跳ねているではないか?!
雌が抱えていた卵が孵ったんです。
それも、雌の腹を見てみると、今孵っている真っ最中だった。
次々と小さな子供が放たれている!
こんなに満員御礼で親に喰われてしまわないか心配だったが、絶対にそれはなかった。
ハサミの間に群がっても親は掴もうとはぜず、「あっち行け」状態。
普段はどんな物にも食らいついてくる真っ赤チンにも親の自覚は有るんですねぇ・・・。
小さな餌をパラパラと捲いてみると、早速子供達は奪い合いをはじめるた!
生まれたばかりなのに、早速どん欲な食欲である!さぞかし成長も早いことだろう・・・・。

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