ウツボを食う!

1月29日の土曜日。友人と共にアジ釣りに外房は勝浦へ向かった。先週も同じところで久しぶりにアジが釣れたので「今週も」ということである。
夕マズメから釣り場に入り、アジを狙うもなかなか釣れない・・・。
先週と比べると潮の効きが今一だったので致し方ないか?
そんな中、友人は釣れたウミタナゴを生き餌にして針に掛けて泳がせていた。竿先には鈴を装着し、大物のアタリを待つ。
すっかり日も沈み、アジ狙いのウキにも反応無く暇な釣りが続く・・・。
鈴の鳴り方が何だかおかしい・・・。細かいアタリが鳴り続く・・・。竿先をじっと見ていると、海面に向かって引き込まれるようにお辞儀をしている!「何だか掛かっているようだ」ということで友人に伝える。
竿を手に持ち、一気にアワセると乗った!暗闇なので何が掛かったかは不明だが、かなりの大物である!しばしのやり取りで、奴は海面に現れた!私はタモでアシスト!
引き上げてみるとこいつだった・・・。

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暴れて、体をひねって抵抗が続く。口に掛かった仕掛けを取ろうともがき続ける。どうしようもないのでナイフで締めた。
何とも凶暴な面構えだ。見るだけで恐ろしい雰囲気を醸し出している。
南房千倉では、このウツボを食材にしているようだが、以前からどんな感じなのか興味があった。それを試してみようと、半分ずつブツ切りにして切り分けてお互い持ち帰ることにした。
さて、持ち帰ったはいいが、ここからが問題だ。
ネットでウツボ料理を検索してもなかなかレシピらしいレシピが出てこないのだ・・・。探しに探して、結局煮付けにすることにした。
身は”ブツ切り”と書いてある。ところがどっこい、包丁がなかなか利かないのである。何しろ皮がブヨブヨしており、オマケにかなり頑丈である。何とか綺麗に洗いながらブツ切り成功・・・。

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思いの外、魚独特の臭みは薄い。
煮付けの出汁は、水、みりん、酒、砂糖とオーソドックスにする。寂しいので大根も一緒に煮る。生姜も細切りにして入れる。

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最初に大根を煮て、その後ウツボを投入だ。グツグツと30分程度煮込んだ。
器に盛ってみたが、皮の模様が消えないのでリアルさが消えていない・・・。見た目はグロテスクそのものである。
早速、実食である。

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皮と身は直ぐにはがれると思ったが、密着度が強くなかなか分離できない。先ず、皮の部分を食べてみる。
かなりの脂だ。腹側は特に胸焼けがするほどの脂が乗っている!大根で口直しをし、身を食べる。真っ白で旨そうだ。やはり、腹側は白身といえどもかなりの脂である。背側の身は唯一行ける。小骨が多いという記事が多かったが、それほど気にはならない。
今回は煮付けでいただいてみたが、全国的にみてもあまり食材として重宝にはされていない理由がハッキリした。
要するに脂っぽくて、グロテスクってことです・・・・。背側のほんの一部分だけは普通の白身の魚として食べられるのだが・・・。
ウツボとはこういうものだったのである!
もう要らない・・・bearing

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小玉スイカ

今年の夏は、去年と比べるとかなり暑い日が続いております。
そんなときは、キンキンに冷やしたスイカが旨いのであります。
ということで、最近、色々な小玉スイカを購入しては食べ比べに勤しんでおります。
小玉スイカですが、スーパーや直売所へ行って気を付けてみてみると意外と売っているもので、色々な種類がある。一人暮らしとしては、半分ずつ2日間の食べきりサイズでとても助かる次第・・・。
さて、ここで下記3種について色々とネットで調べてみました。ネットでの特徴については良いことしか書いていないので、私の評価も合わせて暴きます!

■姫甘泉
購入場所:四街道市
産地:同上
種苗会社:丸種株式会社
ネットで公開されている特徴
・大玉スイカに遜色ないシャリ感あふれる果肉が特徴
・果皮は濃緑色で縞が太く鮮明
・果皮は薄く3mm前後ですが十分な硬さをもち少々のことでは割れない。
・夏が旬の小玉
・13度以上の糖度と強いシャリ感を持ち、食味最高
・種子が少なく食べやすい、皮際まで甘い。
私の評価:★★★
・この3種の中では最も旨かったです。シャリシャリ感抜群でキンキンに冷やして食べると最高です。
皮も薄く、白くなる寸前まで甘い。

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輪切り画像はこんな感じです。

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■キューティーサン
購入場所:船橋市
産地:新潟
種苗会社:朝日工業株式会社
ネットで公開されている特徴
・果肉は2kg内外のほぼ球形で縞がはっきりしている。
・糖度は13度程度で、皮近くまで甘く、肉質は細かく適度にしまっている。
・高温時収穫の2番果でのシャリ感があり、日もちも優れる。
・これまでの小玉スイカよりやや果肉が厚く、硬度も優れる。
私の評価:★★☆
・姫甘泉に非常に良く似ておりますが、シャリシャリ感については負けておりました。
しかし、甘さはのこ3種の中では抜群です。

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■銀のたまご
購入場所:印西市
産地:同上
種苗会社:トキタ種苗株式会社
ネットで公開されている特徴
・皮は光沢の黒緑色
・中身は鮮やかな紅色の小玉
・肉質は甘みが強く、シャリ・シャリ感があり、切ったときの香りも最高
・形は楕円形(ラクビー形)で、重さは2.5kg~3kg
私の評価:★☆☆
・3種の中では低評価ではありますが、星2ツ半というところでしょうか。
皮が厚く甘みも上記2種には及びませんが、シャリシャリ感は十分でした。

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以上、小玉スイカでも大玉スイカを上回る美味しさを持った品種が目白押しですね。
大玉は当たり外れが大きいように思うのですが、小玉はびっしりと実が詰まっており、品質も均一性がとれているような気がします。
ここに紹介した小玉は、ほんの一部だと思いますが、機会があったらまだまだ試してみたいですな。

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やなぎ天丼@大津漁協直営「市場食堂」

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■日時:2010年7月3(土)
■住所:〒319-1713 茨城県北茨城市関南町仁井田789-3
■電話:0293-30-2345
■営業時間:午前11時~午後3時(LO.午後2時30分) 午後5時~午後8時(L.O.午後7時30分)
■定休日:毎週水曜日(祝日の場合は翌日)その他臨時休業有
■アクセス:常磐自動車道「北茨城IC」から車で15分

7月3日(土)に釣友と常磐自動車道「北茨城インター」までひた走り、片道160kmの「大津漁港」に釣りに向かう。今まで、小名浜方面にはよく行ったことはあったのだが、この釣り場は初である。
お昼時もとうに過ぎていたので、2人ともお腹が空いていた。
釣り場に向かう前に美味しい物が食べられる場所は無いものかと携帯やナビで検索するも、めぼしいところが見つからない。
取り敢えず釣り場がどういうところか車を走らせます。
漁港に到着するとラッキーなことに、この漁協直営の食堂があったのでります。かなり新しい施設だったのでナビで検索しても出てこなかった訳です・・・。
迷わずここぞとばかりに入店します。入店した時間が14時を過ぎていたので意外と空いていました。
早速、メニューを拝見します。
色々と有り迷いに迷うが、その中に気になるメニューが有りました。「やなぎ天丼」900円・・・。この”やなぎ”とは何だろうか?来た店員さんに聞いてみると通称「柳がれい」とのこと・・・。
カレイが好きな私でもあまり聞き覚えのないカレイです。
色々とネットで調べてみると、カレイ目カレイ科の標準和名「ヤナギムシガレイ」のことである。
やや深い砂・泥底に生息し、水深100mほどの場所で多いそうですから投げ釣りで釣れることはないようです。
ちなみに関西方面では「笹がれい」と呼ばれているそうです。
大型の魚屋さんへ行くと、よく干物にして売られているカレイを見ますが、これが殆ど本種であるようです。かなり美味で、値段も高いようです・・・。
ということで、私が注文したのがこの「やなぎ天丼」なのであります。

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大きめの物が1枚と小さめの物が2枚の計3枚も載っております。早速いただきましたが、身は非常に柔らかくフワフワとした感じで脂肪分が少ない。よく食べたことがあるキスを彷彿とさせます。
とても美味でありました。
隣接施設には「北茨城市漁業歴史資料館」「ようそろー物産館」があります。物産館を覗いてみましたが、柳ガレイの干物も勿論数は少なかったですが売っておりました。決して大きくはないカレイの干物でしたが5枚で1,000円どございました。
地元の魚屋さんでも見たことはありましたが、1枚でかなりの値段が付いていたはずなので、かなり安いと思われます。
それにしても、釣り場である漁港内の敷地にこの様なお店があるということは、とても贅沢ですね・・・。
また行こう!

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ヒイカとキャベツのバター炒め

今年は、十数年に一度というくらいにヒイカが湾奥の方々で釣れています。これを逃してはなるものかと、ここぞとばかりに週末に地元の海へ通っています。
型も大きく、数も揃うことから、我が家の冷凍庫はヒイカの在庫が増える一方ですが・・・。しかし、そのままにしておいては、冷凍しているとはいえ早めに食さなければなりません。
前回は、ヒイカと里芋の煮物で食しましたので、今回は違った物に挑戦しました。
炒めて食べることに・・・・。
即思いついたのはバター炒めだ。ヒイカだけでは、芸がないので野菜も添えたいところ。バターと合う野菜を何にしようか迷いましたが、キャベツにして見ました。
煮物と違い簡単です。

【ヒイカとキャベツのバター炒め】

■準備
・ヒイカ:軟骨と内臓を引っ張り抜いてゲソと胴体に分けておく。
・キャベツ:一口大に手で千切って洗っておく。
・もやし:サッと水洗いしておく。

■レシピ
①:ヒイカは塩ゆでしておく。
②:油でキャベツともやじを炒める。
③:②がシナシナしてきたら①とバターを入れ絡めるように炒める。
④:③をお皿に盛り、醤油を少々掛ける。

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ヒイカのプリプリ感とキャベツのシャキシャキ感が良い具合です。
ちょっと掛けた醤油も良いインパクトになってまあまあの出来でございました。
さて、ヒイカの1人前の量ですが、10パイ位が丁度良いようです。フリーザーパックに10パイずつ小分けにして冷凍庫へ入れておけば、後々料理する分だけ取り出して解凍して使うことが出来ます。
さあ、次はどんな料理にしようかな・・・。

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ヒイカと里芋の煮物

昨日は、地元の海でヒイカ(ジンドウイカ)が大漁だった。
68ハイも釣れたので、取り敢えず墨を抜き、きれいに洗って10パイずつ小分けにしてフリーザーパックに詰め、冷蔵庫へ。
さあ、ここからが問題だ。これだけのイカをどう料理したらいいか。
次の日、ぱっと思いついたのがイカと里芋の煮物だ。里芋が丁度旬を迎えているので、簡単に手に入る。
最初の10パイはこれで行こう、ということでスーパーに出掛け、具となる椎茸、長ネギ、調味料などをお買い物。
煮物は何といっても味付けがキモである。自分好みに味付けしようと思えば、これがなかなか難しい。しょっぱくなったり、甘す過ぎたりと煮魚を作るときにも苦労するものだ。
ネットでレシピを調べてみると、出てくる出てくる。かなりのヒット数だ。様々なレシピを覗いてみたが、人それぞれで、パターンが何種類も出てきた。調味料の量、下味を付けておくかどうか、出汁をどうするか、煮る順番など様々だ。
結局、自分としてのレシピはこうしました。

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【イカと里芋の煮物~私のレシピ】

■準備
・ヒイカ:軟骨と内臓を引っ張り抜いてゲソと胴体に分け、下味として醤油、酒、おろし生姜を混ぜて漬けておく。
・里芋:皮をむいて一口大に切り分けておく。
・椎茸:傘に十字の切れ目を入れておく。
・長ネギ:一口大の斜め切りにしておく。

■レシピ
①:里芋を噴きこぼれるまで煮てから冷水でヌメリを取っておく。
②:鍋に全ての具が浸る程度の水を入れ、椎茸を中火で煮る。
③:②にザラメ砂糖+醤油+酒+みりんを入れて10分程度コトコト煮る。
④:③に①を入れ中火で更に10分煮る。このとき、出汁の素を少々入れる。
⑤:下味を付けておいたヒイカを入れる。
⑥:中火~弱火でコトコト15分煮る。この間、煮汁の味見をしながら自分好みに調整する。

手間はそうでもないが、なかなか時間が掛かる料理である。
イカを入れるまでは、煮汁の味が少々薄く感じたが、下味を付けていたところが良かったようで、入れた後は丁度良い濃さになった。最後に調整したのは、ザラメ砂糖を少々追加しただけ。
出来映えは、自分でいうのも何ですが、かなり良くできました。
さて、この料理のメインはヒイカと里芋ですが、ここでちょっと調べてみた。イカについては「旬の魚~コウイカ」で以前に調べたことがあるので、それはそちらに譲るとして、里芋だ。
里芋の栽培は、千葉、埼玉の関東では秋や冬が旬で、春や夏は鹿児島や宮崎の九州で多い。
歴史から見ると、縄文時代に中国から渡来。
主成分は、でんぷん。カリウムは芋類の中で最も多く含まれており、高血圧予防に効果的である。その他、タンパク質、ビタミンB群、Cなどを含み栄養価が高く食物繊維も多い。あとは、何といっても特徴的なヌメリの成分だ。
それは、ガラクタンといい、脳細胞の活性化や免疫力向上に役立つとか・・・。
栄養価が最も高くなる旬のものを食することは、この上ない贅沢だ、と最近つくづく感じます。
旬を釣り、知って、それを自分で作って食べる。
釣り師の特権ですね。

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本埜(もとの)米

やはり農産物は地産地消である。
なるべく地元で生産されたものを買うように心掛けている私としては、フードマイレージの観点からも、千葉県産のものを買うようにしている(自分の車で買いに行くことだけは許して・・・)。
今回は、米が底をつく寸前だったので農産物の直売所を目指した。印旛村のラーメン屋さんへ寄った帰り道だ。
寄ったのは「JA西印旛農協」の農産物直売所(印西店)だ。ちなみにこの直売所のデータを記しておきます。

■住所:千葉県印西市西の原4-3
■営業時間:10:00~18:00
■定休日:1月1日~1月4日
■おすすめ商品:印西メロン、船穂スイカ、印西・白井の梨、本埜米、イチゴ、さつまいも、かぼちゃ

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とにかく、混雑はしていないもののお客さんがひっきりなしにやって来る。値段は普通のスーパーよりもちょっと安い位だが、なんといっても鮮度抜群である。
ビックリしたのは、とにかく売っている野菜全てがでかいのだ。重いしでかい。キャベツ、白菜、ブロッコリー、椎茸、ニンジンと全てがでかくてズッシリである。
米の他にも野菜を買おうと思っていたが、一人暮らしの私には一個でも食べるのが大変なくらい巨大である。ここは米に絞るか・・・。
新米の季節ということもあり、米についてはかなりのスペースが割かれていた。
そこで目に止まったのが、この「本埜米」という米。
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宣伝文句として書かれていた内容が『本埜米が講談社の本「日本一おいしい米の秘密」で、全国ブランド米24種の中、総合的評価の高いおいしい米5品種に選定されました。』である。
パッケージには「ちばエコ農産物認証」「特別栽培米」「本埜ブランド米研究会」なる表示がされている。それらをそれぞれ紐解いてみる。

【ちばエコ農産物認証】
・化学合成農薬と化学肥料を通常の半分以下に減らして栽培
・生産者は、「どんな農薬をいつ使ったか」など、作業をしっかり記録
・あらかじめ栽培作業の計画を立てて審査を受けてから栽培がスタートし、さらに収穫される前に、基準を守って栽培されたことをもう1度確認してから出荷
・収穫前の審査では、県の担当職員が実際に田畑に行って「ちばエコ農産物」のマークを付けて出荷してよいか厳しい目でしっかり確認
・ホームページ「ちばエコ農業情報ステーション」では「ちばエコ農産物」の袋や箱に印刷された「認証番号」から詳しい栽培情報が分かるほか「ちばエコ農産物販売協力店」などの情報を公開

【特別栽培米】
・農林水産省の「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に沿って栽培されたお米をいい、生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている化学合成農薬及び化学肥料の使用状況のこと)に比べて、化学合成農薬の使用回数が50%以下、かつ化学肥料の窒素成分量が50%以下で栽培された農産物。

【本埜ブランド米研究会】
・本埜村役場産業課内の組織でテーマは「村に飛来する白鳥をはじめ、水田周辺に棲む生き物たちと共生できる環境にやさしい農業を目指し、減農薬・減化学肥料での栽培に取り組んでいます。「本埜米」は研究会のメンバーが、ちばエコ農産物の基準での統一栽培暦を作成し、それをもとに共通の栽培管理を行っています。平成17年度からは面積も拡大し、ちばエコ農産物の産地指定を受けています。」となっており、「本埜ブランド米(本埜米)栽培基準表」を作成し、それに則って生産者が管理しているようだ。

以上を確認してみると基準となっているのは農林水産省の「特別栽培農産物」の定義であることが分かった。
つまりは、この地域で生産されるコシヒカリは、もともと食味が良いことでも知られているが、更に「環境にも優しく」ということだろう。この様なブランド化は、ますます進んでいるようだ。
国のお墨付きである「特別栽培米」だけではなく、千葉県のお墨付きを追加してアピール度アップといった具合でしょう。
まだ食してはいませんが、一般の安いお米よりは多少は安心して食べられるかな。
地元で努力している農家の皆さんからどんどん買って、消費者である我々が安全安心をより一層盛り上げられれば良い具合に回ると思うのですがいかがなものでしょうか。

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旬の魚 シリヤケイカ

シリヤケイカ

■綱名:頭足綱
■目名:コウイカ目
■科名:コウイカ科
■採取日:2009年4月29日
■採取場所:内房

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桜の花もすっかり散り、水田で田植えが始まる頃、このコウイカが岸壁に大挙してやって来る。先日、このイカを内房で釣った。
今までの印象では手のひらサイズが一般的であろうと思っていたが、このとき釣れたのは600gと、かなり大きい個体だった。
関東地方では千葉県の飯岡漁港がメジャーポイントとなっているが、東京湾奥の岸壁でも釣れている。
群れで接岸してくると面白いくらいに釣れることもあり、陸っぱりでも数十パイ釣れることもある(私はそんな経験有りませんが・・・)。
場所により隔たりはあるが、4月から7月にかけて産卵する。関東地方での最盛期は5月頃で、底曳網などで多量に漁獲される。ただ、豊漁と不漁が年によりかなりはっきりしているようだ。
最大で体重0.8kgになる。
日本での生息域は東北地方南部から九州まで。
語源であるが、腹面の後端にある尾腺から出る分泌液のため赤褐色に汚れた状態になるため「シリヤケ」の名が付いたようである。
肉質はコウイカ類よりやや劣ると言われるが、刺身は甘みがありコウイカ同様美味だ。天ぷらネタとしても十分行ける。「甲付するめ」の材料となっているのはこのシリヤケイカだそうだ。
コウイカとシリヤケイカの見分け方は、外観でもはっきり分かる。コウイカは茶色っぽく縞々模様で、シリヤケイカは灰色っぽく細かい白点が散りばめられた状態になっている。コウイカ科の特徴である貝殻は、コウイカには後部先端に針があるが、シリヤケイカには無い。
春の訪れを告げる魚として有名なのはメバルだが、イカとなると関東の場合シリヤケイカではないだろうか。期間限定の釣りものとして、季節性がかなりはっきりしているといえる。
岸壁が真っ黒になるくらい陸っぱりで爆釣したいものであるが・・・・。
未だ経験無し・・・。

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旬の魚 ~ メバル

メバル
■綱名:硬骨魚綱
■目名:カサゴ目
■科名:フサカサゴ科
■属名:メバル属

2月も後半に入ると、陽気が一気に上昇しますが、暑い日と寒い日が交互に訪れ、春を前に、実は天候も安定しない時期なのです。
春を告げる魚「春告魚」といわれる大型のメバルが産卵のために沿岸に寄ってくる時期でもあります。小型のジグヘッドにワームを付けて狙う「メバリング」と称される釣り方の釣り人で賑わいます。
メバルの産卵時期は、その地域によって様々ですが、私の経験上では、ほんの数週間です。その理由は、釣れた雌のはち切れんばかりの腹を見れば一目瞭然です。この時期は、毎週のように大型のメバルを狙いに同じ釣り場に出かけます。この腹パンパンのメバルが釣れるのは2週以上続いたことがなかったからです。その後は、スマートなメバルが4月の後半まで釣れ続けます。
ちなみに、メバルは卵として産卵せず、腹の中で孵化させた小さな仔魚をそのなな産む「卵胎生」です。
釣りものの少ない時期としては、沖縄などを除き全国的に釣れる魚でもありますが、実は大型になるとかなりの高級魚なのです。スーパーで売っているメバルの値段を見てびっくりしたことしばしばです。外食でも25cm位の煮付け1匹が1,000円という値が付くほどです。
さて、このメバル。実は最近(確か去年?)、DNAの分析により、分類上3種類に分けられました。ここまで至るまでには、研究者による議論が100年にもわたり続いてきたとか・・・。
分けられた種名は、アカメバル、クロメバル、シロメバル、です。種名が付く前は、A型、B型、C型に分けられていました。
その特徴ですが、ますは体色の違いです。名前のごとく赤いか、、黒いか、白いかです。それでも分からないときは、胸鰭や臀鰭の軟状数で判断します。
その同定について特徴と共にまとめると下記となります。

■アカメバル
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体色:赤っぽい
胸鰭軟状数:15
臀鰭軟状数:7又は8
特徴:変異が多く最も見分けがしづらい。体型的には体高が低くスマート。

■クロメバル
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体色:深緑で黒っぽい
胸鰭軟状数:16
臀鰭軟状数:7
特徴:色は深緑のような暗色。死ぬと黒くなる。外洋に面した沿岸に多く鱗が細かい。

■シロメバル
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体色:茶色っぽい
胸鰭軟状数:17
臀鰭軟状数:8
特徴:茶色っぽく体高があり頭が大きい。最も普通に見られ大型になる。

この様に、同じメバルでも様々な特徴がありますが、見分け方は慣れればそれほど難しいものではありませんので、釣ったら調べてみよう。特にクロメバルは数が少ないようなので貴重といえます。
ところで、20cmを超えるような大型のメバルは一体何年ものなのでしょうか。
「WEB魚図鑑」で調べてみました。
宮城県松島湾産の耳石での調査によると20cmで6年だそうです。1年で88mm、3年で155mm。大きくなればなるほど体長の伸びが鈍るので30cmとなると一体全体何年生きているのでしょうか。恐らくは10年とかそんなオーダーではないでしょうか。ちょっとびっくりですね・・・。
釣り方は、やはりライトタックルで微妙なアタリを取り、向こうアワセ(アタリがあってから少し待つ釣り方)で釣るのが一番面白い。大型のメバルは一気に持って行くようなアタリではなく、最初チョコチョコと突くような前アタリがあり、その後グイーッと持って行くような感じです。一度咥えてから飲み込むような感じかな・・・。
あとは、ウキ釣り。この釣りの良いところは遠投した先で長時間狙うことが出来る点です。思わぬ大物に出会うこともあり、意外と面白いです。
料理法ですが、やはり煮付けが一番だと思います。ただ、意外と臭みが残る魚なので釣ったら血抜きをしっかりした方が良いでしょう。
次にお勧めは、みそ汁にぶっ込む。皮が付いたままぶつ切りにしてみそ汁に入れるだけなので簡単です。ネギをどっさり入れ、頭も良い出汁が出るので忘れずに入れよう。皮と身の間にはゼラチン質が有ってとても旨いので皮をはがしてはもったいないです。
だんだん魚が釣れなくなってきたことを実感する今日この頃ですが、今でも手軽に釣れて美味しい魚です。スーパーにだってなかなか並ぶことがないだけに、釣り人にとっても貴重な魚です。
美味しくいただこう。

【記事参考サイト】 : 「WEB魚図鑑」
【記事参考文献】 : 「遊遊さかな大図鑑」

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旬の魚~ジンドウイカ

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■綱名:頭足綱
■目名:ツツイカ目
■科名:ヤリイカ科
■属名:ジンドウイカ属
■撮影日:2008年11月8日

秋も深まる11月になると、東京湾奥の陸っぱりで小さなイカが釣れ始める。胴長は最大級で12cm程度の小型のイカである。
呼び名としては一般的にヒイカといわれ、釣りものとしても専門に狙う人がいるくらい意外にも隠れた人気者だ。勿論、私たちも時期が来れば必ず狙いに行く獲物だ。学名は「ジンドウイカ」といい、通常スーパーで目にするようなスルメイカやヤリイカと同じツツイカ目である。
分布は北海道南部以南から日本全国、朝鮮半島の沿岸部までと広い。東京湾でもかなり奥まで回遊してくる。春から夏に比較的浅場の砂地に産卵する。
市場では「ヒイカ」とか「小イカ」として流通する。食べ方はその他のイカと同じように刺身、煮物、焼き物、天ぷらと色々と楽しめる。私たちなどは、釣り場に沖漬けのタレを用意していき、釣ったその場でそのタレへ投入。帰宅してから冷凍庫で凍らせます。1パイが一口サイズなのでその他にも色々と応用が利きそうである。
東京湾での釣りの季節は秋から冬が狙い目である。ほぼ一年中目にするイカではあるが、何故か釣れ易くなるのは秋である。真冬に向けての栄養補給のためか、産卵前の準備なのか、その要因は未だに不明だ。
我々は、2号以下の小さな餌木で狙う。真夏に狙ったことがあるのだが、なかなか抱きついてくれない状況が続き、苦労したものである。釣れても数匹止まりだった。ところが、海水温がいよいよ20℃を下回ろうかという11月頃になると何故か彼らは餌木に抱きつくようになる。
昼でも夜でも釣れるのだが、夜は明かりを用意しておかなければ、ストレスが貯まる釣りになる。ラインも見えなければ餌木も見えないので、ロットの感触のみが唯一の頼みとなる。
夜の海面を照らす器具であるが、それを電池式の照明にするか、ガスランタンにするか、はたまた発電機を回してコンセントから照明電源を取るか、など色々と方法はある。やはり、パワーと明るさからすると発電機部隊が圧倒的に有利となる。明かりが釣り座全体を明るくでき、ストレスがほとんど無い状態でゆったりと釣りに集中できるからだ。
明かりの効果はそれ以外にもある。イカそのものを呼び込む効果と小魚などのベイトも呼び込む。何故イカの餌となる小魚が明かりに集まるかというと、小魚の餌となるプランクトンが集まるからである。明かりがプランクトンを呼び、それを餌とする小魚が集まる。イカが小魚を追って集まってくる・・・。という効果である。ともすれば、スズキなどの大型のフィッシュイータ-やプランクトンを餌とする大きなボラまで寄ってくることもあるくらいである。海で照明を灯せば、そんな生態系がその一カ所で繰り広げられる。海面を見ているだけでも飽きない。
ジンドウイカ釣りは、地方によって色々と違いがあるようだ。
北海道などでは、小さなワカサギやチカなどを餌にジンドウイカ専用仕掛けでウキで狙う。湾奥では直列連結式のイカサビキセットで長目の磯竿を上下に誘ってみたり、餌木で釣る。
しかし、日によって誘い方の差で随分と釣果に差が出る釣りでもある。その日のイカの遊泳水深とか誘いのパターンをいち早く探ることができるが否かで釣果に大きく差が出るのである。
餌木で釣る場合、小さいながらも一丁前に元気の良い逆噴射をするので、以外といい引きを味わうことができる。墨も立派に吐く。バケツに入れると海水は真っ黒になるほどである。
また、意外と凶暴な奴で、釣られて持とうとすると口を上に向け、噛みつきの姿勢を取るくらいである。胴体上面から持たないと確実に指をかじられるので要注意だ。
小さな恵みではあるが、料理法は非常に幅広く使える。
美味しくいただこう。

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旬の魚~鮎(アユ)

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鮎(アユ)
■綱名:硬骨魚綱
■目名:サケ目
■科名:アユ科
■属名:アユ属
■調理日:2008年10月12日
私の故郷北海道ではなじみが薄い鮎。日本海側の比較的温暖な地方でしか漁獲がないので流通も少なかったから仕方がないのだが・・・。
本州で生活するようになってからもあまり食べる機会が少なかった。社員旅行で行った旅館で食べたことがあるくらいである。
私にとってそんな鮎であるが、今日初めて自分で買ってきた。大ぶりの子持ち鮎である。旬の魚として店頭に並んでいた。みずみずしくて美味しそうだったので思わず手が伸びた。
こちらの河川での釣りものとしては「友釣り」としてあまりにも有名である。
その生活史は私にとってちょっとしたカルチャーショックだった。秋に川で産卵。孵化した仔稚魚は一時期、川を下り海で回遊しながら豊富な餌を捕食し、春にはある程度大きくなった稚鮎が浅瀬の海岸線や河口付近に集まってくる。このころになると鮎独特のキュウリやウリに似た香りを放つようになる。サビキ仕掛けで釣る稚鮎釣りもなかなかの人気である。このころから川を遡上するようになり、岩に生えた藻類などをギザギザの細かい歯で削ぎ取るように捕食する。
若魚の中で大きくなった個体は1m四方ほどの縄張りを持つようになり進入してきた個体には激しい攻撃を加える。
この習性を利用した釣りが「友釣り」である。おとりの鮎を仕掛けに装着し泳がせる。縄張りに入ったおとり鮎に攻撃をくわえたときに、縄張りを持った鮎が針に引っ掛かってくるという釣り方だ。
上流域で十分に栄養を蓄え成熟した鮎は、産卵のために下流域へ降河する。これをいわゆる「落ち鮎」という。今日買ってきたアユが正に卵を十分に抱えた「落ち鮎」の雌である。
鮎にはビタミンB12、カルシウム、たんぱく質、鉄、リンが多く含まれている。特にカルシウムは骨ごと食べられるということもあって、マイワシの3倍の摂取量を期待できる。毎日摂取しなければならないビタミンであるビタミンB12は、日常摂取している炭水化物や脂質の代謝をスムーズに働かせる効果がある。不足すると皮膚炎や神経の炎症を引き起こすとか・・・。
さて、実際定番の塩焼きで食してみた。かなり大きな鮎だったので骨ごととは行かなかったが、柔らかい小骨は問題なく身と一緒に食べられた。
なんといっても思いの外凄かったのは卵の量である。腹一杯にため込まれた卵はかなりのボリューム。味は川魚のような癖は全く無くあっさりとしていた。ちょっと私としては物足りない味であったが、卵で腹一杯になりました。
素材の栄養が最高潮に達する旬のものは理屈抜きで旨いものです。
今でさえ、冷凍技術が向上して年中好きな魚を食べられる時代です。自分で釣ってきた魚を美味しく食べられる身分であることに感謝ですね。
釣れないときは素直に魚屋さんで旬のものを買って料理してみるのもたまには良いものだと思った次第です。

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